1. HOME
  2. ブログ
  3. 新ブランド『MAL』

新ブランド『MAL』

新ブランドのご紹介です!

「MAL」 (マル)

⁡手仕事から生まれる眼鏡。⁡
眼鏡の生産が鯖江で始まって以来、⁡
作り続けられているシンプルなかたち。⁡
まるい眼鏡。⁡

小さな工場でひとつひとつ⁡
丁寧に作られた眼鏡「MAL」は、⁡
洗練されたデザインとサンプラチナの柔らかい光沢が特徴の丸眼鏡です。⁡

サンプラチナは1930年に日本で開発された、美しい白金色の輝きが特徴の合金です。かつては昭和天皇もサンプラチナの眼鏡を愛用しており、 戦後まもなく高級素材として人気を博しました。 しかし1980年代にチタンの技術進歩により、サンプラチナは徐々に流通量が減り、技術者や後継者は不足しており、失われつつある産業になろうとしています。⁡

ですが、本来の意味での「手仕事」で生み出されるサンプラチナ製の眼鏡は、鯖江の伝統であり、これからの時代にこそ必要な受け継がれていくべき技術です。⁡サンプラチナ製の眼鏡を後世にも残していきたいという想いから、希少であるサンプラチナにこだわり、素体の美しさを引き出すシンプルなデザインの『MAL』が誕生しました。⁡

MALにはラウンド、ボストン、ツーブリッジの3種類の形があります。⁡ ⁡
これに加えて、テンプル(耳にかける)部分は、耳の形に沿うように曲がったナワテと、オーソドックスなカネテの2種類で展開されています。
さらにメガネを支えるブリッジ(鼻あて)の部分は、マンレイ(鼻パッド)、イチヤマ、ふりこタイプにわかれます。⁡

ツーブリッジふりこ

サドルブリッジ(一山)フレームのブリッジパーツが可動することで様々な鼻形状に合いやすい“ふりこ式”を採用した新作は、クラシカルな雰囲気に違和感なく溶け込み、フィット感が向上しています。左右のレンズを2本のブリッジで繋げた「ツーブリッジ」は、クラシカルな雰囲気が際立ち、ファッションとの相性も◎ ほどよい大きさとなめらかなレンズシェイプが、なんというかカッコよさとヌケ感の両方が感じられます。

ラウンドふりこ

知的で柔和な雰囲気を与えてくれる「ラウンド」 古くから老若男女問わず愛され続けているまるいレンズシェイプは、まさにタイムレスなかたち。サンプラチナの優しい輝きに加え、洗練されたミニマルな雰囲気が愉しめます。

ボストンイチヤマ

鼻パッドのないイチヤマと呼ばれる鼻当て構造は、ムダがないすっきりとした印象を与えます。

クラシカルなボストンシェイプは幅広い世代から人気が高く、ビジネスシーンからカジュアルまで様々な場面で活躍します。スタンダードなボストンに『MAL』のエッセンスを少し加えてオールラウンドなデザインに落とし込みました。⁡ ⁡ ⁡

MALのフレームはすべて、メッキを施さない無垢なサンプラチナが使われています。
熟練された職人のみができる高い磨きの技術力で、通常の金属よりも長い時間をかけてひとつひとつ手作業で磨かれています。
シンプルなデザインだからこそ、ごまかしがきかない。技術と手間は必要ですが、白金色に輝くサンプラチナには、数ある眼鏡の素材のなかでも際立った美しさがあると思っています。

少量生産・省エネルギーでムダの少ない昔ながらの製法は、これからの時代にこそ必要な受け継がれていくべき技術の結晶です。
現在さばえのサンプラチナ職人は、工場が少なくなり、後継者不足で窮地に立たされています。サンプラチナの加工や磨きができる職人さんは鯖江でも1人、2人と言われています。このままではナワテやサンプラチナといった伝統がなくなってしまう。MALを担うオプトデュオは、この伝統を守るためクラウドファンディングなどの活動を通し、新しい工場や後継者探しに力を入れ、若い職人と一緒にチャレンジしています。
持続可能な未来のために、この技術や伝統を次の世代にも受け継ぐ。『MAL』の眼鏡は、そんな未来を見据えた選択です。⁡ ⁡

⁡今の時代だからこそ掛けたい、昔ながらのディテールにこだわったサンプラチナフレーム『MAL』 
シンプルながら作り手の温かみを感じさせます。ぜひお試し下さい!