PADMA image②
お待たせしました、前回のご紹介から大分日にちが空いてしまいましたが(サボっていたわけではございません!)、PADOMAIMAGEのアシンメトリーシリーズをご紹介します!
前回幾何学シリーズを紹介したんですが、パドマイメージといえば『アシンメトリー』
左右非対称のメガネは最近になって見かけることが多くなってきたかもしれませんが、実はアシンメトリーのめがねというのには歴史があって、ヨーロッパのほうでは昔から人気の形の1つです。そのほとんどはキャラクター的な雰囲気やアイコン的に掛けるイメージが強いんですが、PADOMAのアシンメトリーは一瞬左右対称かと思うほどさりげないものが多く、思わず二度見してしまうような、ほど良い違和感を楽しめるものになっています!
順番に紹介していきますね♡
ARCHES 44□22-145
なめらかなラインにちょんと立ったエッジがポイントのARCHES.
曲線を紡むぐように設計されたデザインは、無機質なのに奥行きを感じるのが魅力です。
カラーはブラウンと、くすみがかったパープルの個人的に好きな2色をチョイスしました。どちらもとてもいい色です。
デザインを強調してくれるブラウンカラー。少しだけ目尻がフォックス気味なのもカワイイ。
心地よい曲線デザインにエッジを残した表面仕上げとブリッジのカッティング、たっぷりとしたボリューム感の全部のバランスが良し。とても自然なデザインなのでアシンメトリー初心者さんにもおすすめ!
上から
GYNAND(ガイナンド)
ICROWN(ワンクラウン)
CARACSA(カラクサ)
フロントにセルロイド、テンプルにチタンを採用したコンビネーションシリーズ。細やかな線で構成されていて、エレガントさも持ち合わせているシリーズです。熟練された職人の磨きによってセルロイド特有のややヌメッとした質感と美しい光沢が際立ちます。アイコン的なアシンメトリーという感じではなく、日常に自然に溶け込み、ブランドテーマの『ほどよい違和感』をライトなバランスで楽しんでいただけます。
GYNAND 47□19-138
ガイナンドという名前は、雌雄モザイク[gynandromorph]から引用しております。雌雄モザイクとは昆虫などの雄雌の遺伝子が混在する事で、体の半分が雄,半分が雌といった表れ方をします。 ガイナンドは左をウェリントン型に、右をオクタゴン型(八角形)にデザインしており、左右で異なった印象を愉しんでいただけます。レンズシェイプは左右対称なので程よく馴染み、ブルーがかったクリアカラーもとても綺麗です。
ICROWN 46□20-138
伝統的な『クラウンパント』の形から、左をパント型に、右をクラウンパント型に、左右を繋ぐキーホールブリッジと呼ばれる部分を左右非対称にデザインしています。キーホールブリッジも伝統的な形の一つで、鍵穴のような形をしており、伝統的な形を分解し再構築しています。このシリーズの中でも一番違和感を感じにくく、カジュアルな雰囲気と少しきれいめな雰囲気とのバランスが良いと思います。
CARACSA 46□19-138
CARACSA(カラクサは)唐草模様をモチーフにしたモデル。特徴的な左右非対称のブリッジデザインの各所に異なる曲線を組み合わせることで、つるが絡み合う様子を表現しております。ややフォックスシェイプ気味にデザインすることで目元を引き締め、印象的な表情を生み出します。大胆でインパクトのある形ですが、ほどよく細いラインとゴールドのチタンの組み合わせることでインパクトを抑え、日常に溶け込むアイウェアになっています。
「無垢」をテーマにしたアシンメトリーコレクション。6mm厚の無骨なアセテート素材に、無垢のチタンの組み合わせ。素材に手を加え過ぎない事で、パドマイメージの肝である左右非対称のデザインを際立たせています。テンプル・クリングス・パットにはメッキ処理をしていない無垢のチタンを採用しており、メッキ処理をしない事で、素材本来の鈍い光沢を放ちます。無垢のチタンは素材本来の色であるが故に色が抜ける事はなく、使い込むほど黒くなり無垢の経年変化を愉しんでいただけます。
RAISE 49□20-140
レイズは(眉などを)上げるという意味があります。海外では眉を上げるボディランゲージが、コミュニケーションとして使われております。「興味」や「驚き」を表現する眉の動きは多くの日本人に馴染みはありませんが、言葉を交わさずとも友好的な印象を作ります。レイズはその一瞬の表情をヒントにデザインされており、フロントの右上リムはやわらかいカーブ、左上は鼻側に門を絶たせたアシンメトリーになっています。やや大きめのサイズ感で男女ともにおすすめのモデル。イエロー系のクリア生地がとても綺麗です。カラーレンズとの相性も◎
UESHITA 49□20-140
パドマイメージが5周年の時に生産したコンセプトモデルの復刻。名前の通り、上と下に分かれたリムのデザインが特徴的でPADMAのアシンメトリーのなかでもパンチの聞いたデザイン。一見アンバランスに見えますが、枠のボリュームを左右で整えていて全体のバランスが良いので、着用時の違和感を抑えています。アシンメトリーでも、上下も左右も非対称というのはあまり見かけないと思います。こんなフレームをさらっと掛けこなせる人はめちゃカッコいいです!もちろん女性にもおすすめです♡
パドマのアシンメトリーのデザインは、髪型から着想を得ているそう。人間の目の上には眉毛や前髪があって、前髪を右や左に流したりするので、目より上の部分は左右非対称にデザインしても違和感が少なくなる、とデザイナーの蓮井さんは考えました。眼鏡単体で見るとインパクトのあるのデザインも着用すると眉毛や前髪に馴染んでメガネだけが浮きすぎない。私もメガネはトータルバランスだと思ってるので、メガネ単体で見るのではなく髪型や洋服、持ち物などと合わせながら選ぶとちょっと変わったデザインも顔に馴染みますし、印象もがらっと変わりますよ!
私の中でPADMAimageのめがねは、カッコいいクラシックだったり、個性的なデザインフレームともまた違った分類というか、類似ブランドがないと思っています。コンセプトがちゃんとしているので、本当にデザインの一つ一つが「パドマらしいな」と思うものばかりで、実際はすごくこだわってるんですが、それをそこまで感じさせない適度なユルさだったり、感覚の良さを感じます。この感覚は、デザイナーの蓮井さんの人柄や個性も反映されてるのかな、と思います!うまく言葉にできないんですが、この言葉にできない感覚の良さというのが、PADMAimageの最大の魅力だと思ってます。是非一度お手にとってお試しください!